物語の種の置き場
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ゼラニウムの赤

ゼラニウムの赤色に朝の元気を
分けてもらう


でもオーディオから流す音楽は
相変わらず気怠い音色


たぶん街時間に逆らって
暮らしているから


歪みのうちに消えてしまいそうな
目眩も覚え


ゼラニウムは風の冷たさが深まるなかも
花を次々ともたげる


凍えそうな心に赤色を映し次の季節へと
私も行かれるのだろうか


冬を超え次の季節へと
私も行かれるのだろうか





 
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higher animals


自然が造る

この世界の美しさ

色そして象(かたち)

それを感じる心

七色を観る脳のしくみ

人も

自然から産まれてきたもの

時を経て

生態系の頂点へと

なぜ

いつも問う

問いたいことばかりが

目に映る

永い時をかけて造られた

この世界は

人の目と感性を

もう必要としなくなったのか

心がなければ

観じる心がなければ

鬩ぎあう

この境

鬩ぎあう

いのち








 

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家路にて

風が心地よい

夏は終わり

秋に向かう途上

狂い始めたような空だけど

変わらずに

道端には月見草

ススキも揺れている

夕焼け前の雲は

絵本の絵のようで

一番好きな季節

のんびりと自転車漕ぐ家路

この優しさが

この街にいつまでも

いつまでも続きますように








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hallucination


記憶は生きようとする自分を

助けるように

記憶は都合よく

面影をすべて重ねてゆく

他者の罪悪感まで

押し付けられた日々に

もう進めないとため息を零す

それでも命は生きようとするから

止まらない呼吸のために

心を支えるものを

心を支える事象を見い出す

きっと偶然

ただの偶然

だから次はそれが心を苦しめる

全ては錯覚と

どこかで感じているから




 

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メッセージ


秘密を明かして

色々なことが

信じられなくなりそう

みつめても みつめても

星も月もない夜が続く

秘密を明かして

心が凍ってしまいそう

探っても 探っても

手の中は空っぽのまま

心もとなく夜道を進んでいる

目印もなく

向かうあてもなく

冷たい風にふきさらされる

秘密を明かして

ここはどこなのか

あなたは誰なのか





 

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〜 short interval of silence 〜

「takt」

世界は毎日 

終わりを向かえている

命を閉じる人にとって 

その瞬間に世界は終わるから

世界は毎日 

新たに始まる

生を得た人によって 

新たな時間が紡がれるから

「tears」

真夜中には時々

闇の底を覗き込んで

涙を落としてみる

明日を夢見るために

昨日を忘れるために

「receding」

君を遠く感じた 

輝きの中へ 

いってらっしゃい 

私は足元の 

この引かれた線から向こうへは 

行けないのだと 

そう感じた 

夜に佇み 

君を見送る 

いってらっしゃい 

目映い未来へ


 

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短詩集 - trackbacks(0)
LOSS
 

君がみつけて 私が失ったもの

目の前には 背中合わせの風景

歩む方角は 違う地平線だけど

辿り着く場所は 同じ星の線上

足取りは重たくも軽くもあって

心は満ちたり空っぽだったりで

人はその命の時間で星の線上を

どれだけ巡ることができるのか

いつか再び私が拾いあげ 君は

手放してしまうのかもしれない

織りなされ 模様が編み上がる

地球という繭 孵化するものは

何なのだろう 何となるのかは

私の目には映らない その先に

君がみつけて 私が失ったもの



 

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冬夢
湖面の波紋が水底に映っている

透明な とても透明な 揺らめき

エメラルドのレンズを通すように

砂粒の陰影さえも くっきりと

目を閉じて 思い浮かべる

真水の冷たさが蘇る

ここは冬の朝 凍えるような

白い息は 雪を降らす雲を 呼ぶ

大気の冷たさが増してゆく

千々噛む手を身に寄せる

夜を待とう

そして 風の開けた雲間から

湖水の水底を覗きこむように

冬空の星々を見つめたい

それとも 深い 井戸の底から

狭く切り取られた天空に

思い馳せているのだろうか






 
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In The Wind
 

風になろう

誰かの翼にしがみついていては

飛べないから

行くあてはみつからないけど

吹くままに

空を渡り

大地にそよぎ

雲を散らす

樹々を揺らす

想像しよう

誰かの言葉にしばられていては

詩えないから

想うあてはないけど

口遊むままに

風のように

風のように



 

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indulge

月の影に隠れ

永久(とわ)に

読書に耽るの

謎は

解かれることなく

自分が何者であるかも

気づかずに

主人公に自己を投影し

物語を歩く

ちぐはぐの世界

繋がっているはずなのだけど

交ざることなく

私は最後の一話を残して

本を閉じるよ

完結を寂しく思うから

傍らに積み上げる

永久に

繰り返し繰り返し

開いては

閉じ

積み上げる







 
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